
序文
エレクトリックべーシストに向けた、コンストラクティングウォーキングジャ
ズベースラインシリーズの第3巻であるスタンダードラインズは、ジャズスタンダ
ードにおいて、ウォーキングベースラインを組み立てるのに使われる、様々な手
法を幅広く紹介した内容になっています。
第3巻では、演奏例として、110コーラスのベースラインが、24のスタンダード
ジャズコード進行で紹介されています。
パート I では、モードとコードスケールの関係、そして全ての調性において、
ダイアトニックトライアドとセブンスコードを組み立てるのに必要な、基礎的な
知識を説明しています。演奏例は、べーシストが、しっかりとしたリズムとハー
モニーの基礎を養えるように、“2フィール”と“4フィール”のウォーキングベース
のスタイルで紹介されています。
ボイスリーディングと、モードのサブスティチューション、特定のジャズコー
ド進行に対するモードの適用等を含む、より高度なベースラインの構築の例も紹
介されています。
パート II では、シンメトリックスケールおよびマイナーII V I 進行に関連した
、メロディックマイナースケールから派生するモードについて述べられています。
ここで紹介されているものは、シンメトリックスケールとコードスケールの関
係、そして一般的なジャズコード進行に対する、シンメトリックスケールの使い
方になります。またよくあるジャズコード進行上で、マイナーII V I に対して一
般的に使われるスケールの紹介と共に、メジャーII V I との違いについて述べて
います。
パート III では、よくあるジャズコード進行上での、ビバップスケールの使い
方を紹介しています。
パート IV では、それまでに述べられた様々な手法やコンセプトを用い、スタ
ンダードジャズコード進行において、プロフェッショナルレベルのベースライン
の例を紹介しています。
本書で網羅されている全ての手法は、べーシストがそれらのテクニックを12
キーに適用できるように、一歩一歩段階的に紹介されています。